アメリカにある本部
CFA、正式名称 THE CAT FANCIERS' A SOCIATION, INC.は、CFA本部 = CFAセントラルオフィスを1906年にアメリカのニュージャージー州に創立、2011年8月より本部はオハイオ州へ移設されました。 CFAは世界最大規模の純血猫品種登録機関で純粋主義の最も高い血統登録愛猫協会で、長年にわたってCFAは100万匹以上の猫を登録してきました。 CFAを除く世界中の他の愛猫協会を統合したものよりも多くの猫がCFAに登録されています。
主な活動は、純血猫種の血統登録、HHPの登録、登録証 や血統図の発行、加盟クラブへのショーライセンスの許可など、ショーを通じて猫の飼い主と愛猫家の関心を高めると共に、「すべての猫の幸福」に向けての様々な活動をしています。
CFAセントラルオフィスは、キャットショー開催等のために、活動区域を各Region = リジョン = 地域に分割しました。
CFAには各リジョン毎に設立され、本部によって認可された600以上の加盟クラブがあります。
CFAは世界中で毎週末に各クラブが開催する、およそ400回程のキャットショーの認可と統括を行っています。
CFAの加盟クラブは、猫の品種改良により遺伝的な欠陥を排除された、各品種の健康促進を最大の目的とした非営利団体です。
1992年、第8地域(8 Region)としてスタートしたジャパンリジョン(CFAジャパン)では、現在年間40回前後におよぶキャットショーを日本各地で開催しています。
CFAに登録され、日本で活動するブリーダーの繁殖猫は、ブリーダーの申請により全て CFAセントラルオフィスに登録されます。 個々のブリーダーは個人または日本のクラブを通じてCFA本部へ各種の登録手続きを行っています。 CFA発行とされる書類はすべて、 CFAセントラルオフィスからの発行物しかありませんが、近年ではインターネットを通じて、各種の手続きができるようになりました。 便利な手段として、サイトからのダウンロードやメールを使っい血統証などの書類が送られてくるため、印刷を日本でする場合もあります。 いずれにせよ、発行には日本人の感覚よりも時間がかかることに変わりはありません。
純粋主義
純粋主義の最も高いCFAは新しい品種を作ることよりも猫種の歴史とブリーダーの努力を重視しています。 アビシニアン、パージャン(ペルシャ猫)、サイアミーズ(シャム猫)、ロシアンブルーはCFAに登録された最古の猫種で古い歴史を持っています。 他団体に登録された品種がCFAへ血統登録するために、登録猫を除いた以下の世代数の登録証が必要になります。
アビシニアン、パージャン(ペルシャ猫)、サイアミーズ(シャム猫)、ロシアンブルーは8代祖の血統証明、 アメリカンワイヤーヘアー、バーミュラ、シャリュトリュー、スコティッシュホールドは4代祖の血統証明、 デボンレックス、コラット、ラグドール、サイベリアン、スフィンクス、トンキニーズ、ターキッシュアンゴラなど比較的新しい品種は3代祖の血統証明、 バリニーズは祖先の血統により3~8代祖の血統証明、その他のCFA登録品種は5代祖の血統証明、が必要になります。 更に、外観に特徴を持ち、登録頭数の少ないジャパニーズボブテイル、セルカークレックス、ラパーマ等は個体特徴の報告によって登録することも可能です。 詳細はCFA Rules For Registrationから品種別にご確認ください。
CFAに登録されたブリーダーに対しCFAはCFAブリーダー倫理規定やキャッテリーの基本設備を発信するにより、ブリーダーと猫の幸福を導いています。
CFAでは、野生の血が強くうかがえるとして、これまで登録を見合わせてきたベンガル猫を、2016年5月から猫種としての登録に向けての試験的クラス=ミセラニアスとして受け入れました。
今後ショーを通じて段階的にCFA登録猫となる第一歩がスタートしました。
CFAではブームや人気に惑わされることなく、歴史と純血、そして【猫】であることを重視しています。