キャットショーの意義

キャットショーの審査

CFAはアメリカでを第1~7地区、日本を第8地区、ヨーロッパの45の国を第9地区とその他をインターナショナルディビジョンに区分し、毎年5月1日~翌年4月30日を1シーズンとしたキャットショーを開催しています。
1992年、第8地区(8 Region)としてスタートしたジャパンリジョンでは 現在年間40回前後におよぶキャットショーを日本各地で開催しています。

品種の向上

品種の向上を第一目的としたキャットショーの開催、子猫や猫は参加により、CFA公認ジャッジから、スタンタード = 審査基準に基づいた品種の評価を受けます。
スタンタードとはブリードカウンシル = 品種評議委員会によって、各々の品鍾の特徴、その理想とする最大公約数の形状を表記したものです。

スタンタードに表現されるのは外観ですが、内面的に重要な、骨格の構成、筋肉の発達、性質等は、審査員の掌の感触で評価されます。
健康状態 = コンディション、手入れ = グルーミング、性格 = 性質、等は、審査員の評価に大きな影響を与えます。

キャットショーでの評価に基づいて、優れた血統猫を、後世に引継ぐ事を目標とした猫の繁殖をブリーダーたちは目指しています。
また、ショーに参加し自分以外のグルーミングを見る事は、自分自身の知識を広げる事にもなります。
ショー会場は愛猫家の情報交換の場所でもあり、子猫の販売情報も得られます。殆どのショー会場が誰でも見学可能で、フードメーカーのお土産なども配られます。

物理的コンディション

ショーキャットは最善のコンディションであらねばなりません。

  清潔とプレゼンテーション
    清潔さと見栄えよくすることショーキャットは申し分なく清潔でなければなりません。
    グルーミングはその猫の美しさをさらに美しくし、その猫種の性質を際だたせなければなりません。

  気質
    よくバランスがとれた気質で、ショーキャットは、審査の手順をよく受け入れなければなりません。
    穏やかで、安定した性質はその猫をより良くし、ジャッジが評価し、その猫をその最も有利な状態で見せること
    を、受け入れるでしょう。

  外見
    全般的な健康と活気に満ちていることは、鮮明な目、輝くコート、機敏な外観と言うことに反映します。
    動いているとき、その猫はその猫種の特徴的な優美さと美しさを示すことでしょう。

  感触
    猫が、ジャッジによってハンドリングされるとき、ジャッジの手は、その猫の大きさ、形、骨格構造、筋肉の
    トーン、基礎的な形態といったものを記録します。その猫の全体は、その個々の構成成分の総計なのです。

  猫の構成
    美しく、上品で、快活であることが、猫を要約して表現しているものではあります。
    この審美的な特性を具体化するために、理想的なショーキャットは、優れた健康状態と健全な構成を反映して
    います。構造の多様性は、その血統ネコの品種特性と他品種と区別をはっきりさせるための助けになるます。
    個々の品種のスタンダードは、時として、ネコの普通ではない身体的特徴を記載していますが、理想のショー
    キャットは、どんな特徴や、誇張や、その他諸々のものであっても、不快な感じを生じさせたり、ネコの健康
    や幸福を危うくするような面はないのです。

  結論
    ネコは生きて、呼吸して、動いていて、実存していると言うことを、決して忘れてはなりません。
    健全な構造をもち、機能していると言うことは、美しさを追い求めるためには、絶対的に必要な事なのです。


Copyright© 2018 - 2019 Something Hearts Cat Fanciers All Rights Reserved.